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ブロブ#10 20210602 ひとつの正解<最適解を求める力

あっという間に6月。2021年になって半年が終ろうとしている。びっくりだ。
私は54歳だが、いつも今日が一番若い日と思って毎日を過ごしている。
1日生きるのに一生懸命だ。
というより、明日、死んでも後悔がないように生きようとしている。

仕事柄、ビジネスマナーの質問を受ける。
たとえば、「お客様にペットボトルのままお茶を出すのは正しいんですか?」
このような質問をする人は今まで正解探しをしてきたから、
正解が一つでないと落ち着かないんだろうと思う。

ビフォーコロナの頃は、急須でお茶を入れてお客様に出す会社も多かったと思う。
しかし、今は消毒したかもしれないけど、他者の手が触れたお茶を飲むのは
なんとなく飲むのをためらう人も多いのではないか。
むしろ「コロナなので、ペットボトルですみません」という言葉を添えて出されたら
飲み残したら持ち帰ることもできるし、相手への心遣いが感じられるのではないか。
ゆえに、ウィズコロナの今はペットボトルでお茶を出すことは大正解なのではないかと
私は思う。

すると、「ペットボトルでお茶を出すときの正式なマナーはありますか」と聞かれる。
なんと新入社員ではなく、講師からである。
「ありません」と言うと、困った感じだったので、
「たとえば飲み口を手で持たないとか」と言うとほっと安心した感じだった。

先日、山口周さんの講演を聞いた。今回2回目である。
1回目に聞いたのはビフォーコロナで「ニュータイプの時代」の出版記念の講演で
あったと思うが、今回もまったくぶれていない。

今までは問題を解決して正解を探すことができる人が高い評価、報酬を得ていたが、
物質的なニーズや不満があらかた解消されてしまった状態においては、
問題を発見できる力が求められていると言っている。

接遇・マナーにおいても「これが普通」「一般的」を知ると安心なのかもしれない。
しかし、環境の変化が激しくて「今の普通はこれだ」が言えない状態である。
相手によっても状況によっても選択ができるように複数の選択肢を考えることができて、
そのなかで今の状態での最適解を出す力が求められているのではないか。
「何が問題なのか」と発見できるようなアンテナ磨きを続けて自分の価値を高めていこう。