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ブログ#11 20210608 おもてなしの意味


6/1に東京オリンピックの事前合宿のために、ソフトボールのオーストラリア代表チームが群馬県太田市に到着した。

選手や関係者は来日前にワクチン接種を済ませて、
滞在期間中もPCR検査を毎日実施する、
宿泊先のホテルと野球場の往復以外は外出しない、
ホテルのお客様との動線を分けるなど、
感染対策を徹底して、1ヵ月半ほど滞在するとのことである。

まだオリンピックの開催決まっていないのに受け入れるの?
開催が決まってから、来日してもらうほうがいいんじゃない。
もし、開催しないことになったら、選手は相当がっかりするよね。

そんなことをいろいろと考えていたところ、
太田市の市長のびっくり発言が飛び出した。

「1カ月半も軟禁状態だったら可哀そうなので、買い物に行かせなきゃ。」

これは自分のところは大丈夫だと言う思う正常性バイアスなのか。

日本のおもてなしとは、持って成すこと。もう一つは表裏なし。
お客様がいらっしゃる前から部屋に風をとおし、花を生け、
掛け軸を整えるなどモノを持って成し遂げ、お客様を一期一会の気持ちで
迎え、表裏のない歓迎の気持ちを伝える。

おもてなしは日本の文化だと言いながら、
言っていることとやっていることが違うんじゃないかと思っていたら、
市長の発言が追い打ちをかけた。

オーストラリアの選手たちはお買い物するために日本に来たのではない。
試合の前に選手たちも感染したくないのだ。
だから、感染させないように安心、安全を提供することが一番のおもてなしではないか。

本当は準備を万全に整えてお迎えするのがおもてなし。
今回は日本の国民自体が複雑な気持ちなので、
表裏なしの心とは程遠い状態である。

クリステルが世界に発信した「オ・モ・テ・ナ・シ」が
まったく実現できていないことがまことに残念である。